変形性股関節症は、加齢や体重の増加によって、股関節を形成する大腿骨頭と骨頭の受け皿となる骨盤の臼蓋の軟骨がすり減って、痛みを生じてしまう病気です。使いすぎによっても股関節は損傷しますが、そのほとんどが、子供のころに股関節が浅く発達してしまった臼蓋形成不全が原因となっていると考えられています。

変形性の股関節症は急に変形を起こすことはありません。はじめは椅子からの立ち上がりの時に感じる違和感（伸ばしにくさ）です。その後、痛い時期と痛くない時期を繰り返しながら、徐々に進行していきます。

変形性股関節症の初期では、鼠径部の痛みは薬を飲んだら痛みは落ち着いてきます。すると患者さんは痛みが減ったので、治ったと勘違いしてしまいます。しかし数カ月のうちにまた痛みが出現し、また薬を飲みます。これを繰り返していると次第に薬が効かなくなり重症化していきます。

変形性股関節症は進行性の病気です。そのため変形が進んでしまって、臼蓋と骨頭の間に隙間が全くなくなってからでは、治療が困難となります。そのためできるだけ早く股関節の治療を開始することが重要です。

股関節症の初期の段階では、鼠径部に違和感やひっかかりを感じます。この段階では股関節の受け皿である臼蓋に対して大腿骨の骨頭が正しい位置から少しだけずれている状態にあります。臼蓋形成不全の方は受け皿が通常よりも小さく股関節が浅くはまっている為に、負担がかかりやすくなっています。

この状態のときに鎮痛剤や痛みの治療のみで放置してしますと、股関節の位置はずれたままですので、変形が進行する可能性が高まってしまいます。そのため出来るだけ早い段階で股関節を正しい位置へと矯正する事が大切です。

当院が変形性膝関節症の治療で最も大切にしていることは、患者さまの現在の股関節の状態から悪化させない事です。そのためには痛みの治療を行う事はもちろんですが、股関節を正しい状態に戻す必要があります。また日頃の股関節の使い方や、筋力の強さ、姿勢のチエックなど徹底的に行います。

鹿屋市のゆうあい鍼灸整骨院では

股関節の痛み（変形性股関節症）に対して痛みを起こしている原因を特定して患者さまの状態に応じて適切な施術を行います。

ゆうあい鍼灸整骨院では変形性股関節症の治療は治療計画スケジュールに沿って行います。

変性性股関節症の治療は、急性期には炎症を抑える治療、痛みの治療を優先的に行います。

痛みが落ち着いてくる回復期には変形性股関節症を進行させないための、姿勢改善、股関節を補強するための運動療法を、順次行います。

体重が超過している方は、運動療法や減量のアドバイスもさせていただきます。