交通事故専門治療

交通事故の最も多い症状はむち打ち症です、むち打ち症は後方からの追突事故の場合に高頻度で受傷します。

軽い症状の場合もありますが、重症の方は頭痛や吐き気、全身倦怠感、ふらつき感など多くの不定愁訴を引き起こします。これは受傷時に頭部が予期せぬ外力で衝撃を受けたことにより首の骨（椎骨）と頭部の周囲にある筋肉及び神経が損傷したことによるものです。

神経損傷はレントゲンやMRI画像診断では発見することは難しいとされています。そのため神経学的な特殊な徒手検査で異常を起こしている神経の機能を特定して治療に臨むことが重要です。

交通事故の症状は、事故直後から出現する場合と2日～7日後に徐々に強くなる場合があります。事故直後に大丈夫だからと言って安心せず体調の変化には慎重に気を配ることが大事です。症状が出現したらすぐに病院を受診し事故との因果関係を、医師に証明してもらうことを覚えておきましょう。また担当の保険会社への連絡も忘れずに行ってください。

自賠責保険を適用した治療期間は3か月と言われていますが、実はそんな決まりはありません。事故に遭われて失われた健康被害を、事故前の状態に戻すのに3か月と不確定な治療経過の期限を根拠もなく設定することなど不可能だからです。早期治療が遅れ慢性化してしまえば完治は困難になり、後遺障害を残してしまう可能性も出てきます。

そのため交通事故治療は速やかに開始しで集中して有効な治療で完治を目指す事が、不幸にも事故に遭われた当事者とその関係者にとっても有益な結果をもたらすと考えられます。